2014年5月11日日曜日

お人形の顔

教室展に出品する2体目の子の顔がほぼ出来上がりました。
同じ型でも1体目の子と差を付けたいと思っていたら、思っていた以上に差がつきました。メイクの時ボディー全体にグロスビスクトーンを使い、球の部分はチークブラスを使うところすべてグロスビスクトーンを使ってしまったので肌の雰囲気が少し違って見えます。災い転じてと言いたい所ですが仕上がりを見ないとまだ分かりません。
目はどちらも英国製のブルー系ですが濃さが違います。
顔作りはとても面白く、磨きやメイクでガラッと変わります。ベースの型が一緒でもそうなのだし人間もメーク次第なのでしょう。なにより地肌が大事、人形も人間も同じ。
そんなことはさておき、お人形の顔を作って実感したのは、全部作り直したいと思うほどどこもかしこも気になってしまうところです。特に自宅で鋳込みしたボディーの気泡がひどい。初めてお人形を作ったときは粗はあっても気に入ってずっとみていたのですが、今自分の人形に注がれてる私の眼差しは粗探しに近い。
成長したことを喜びつつ悔しさをバネに次の原型作ろう。
映画「下妻物語」で最後に主人公のモモコが作るよりファンでいた方が楽しいといった内容のセリフがあったとこを思い出しました。
確かにそうかもしれないけど、わざわざ作ろうとするのは性なのかな。
昨日教室に髪の毛忘れてきたのがショックでなかなか寝付けなかった、ぼんやりしている場合じゃないのに。